第三次世界大戦の可能性

 

 

 

「第三次世界大戦」にまつわる報道が増えています。

迫り来る第三次世界大戦、第三次世界大戦はもう始まっている・・・

 

 

 

このようなことが最近頻繁に言われており、そうかもしれないと感じます。

ただし私は、日本にミサイルが落ちて来たり、核兵器が落ちて来たりすることはないだろうと思っています。

 

 

 

しかし、第三次世界大戦が現実に起こると想定しますと、世界全体が様々な面で激変するのではないかと思います。

ここで、直近の気になったニュース(情報)を整理します。

 

 

 

 

 

・ウクライナで、ロシアによる軍事、エネルギー、通信インフラへのミサイル攻撃が始まった。

 

 

 

・ウクライナは首都キエフに150人(NATO要員からなる)の総司令部を置いて、NATOが直接戦争を指揮しており、ロシアの事実上の敵はNATOになっている。

 

 

 

・ロシアは国家存亡の危機に際した場合、核兵器を使用すると述べた。

 

 

 

・ロシアはウクライナ侵攻の総司令官に、「凶暴なる者」や「アルマゲドン(世界最終戦争)将軍」とも言われるセルゲイ・スロビキン将軍を任命した。

 

 

 

・クリミア半島とロシア本土を結ぶ「クリミア大橋」で起きた爆破について、米紙ニューヨーク・タイムズは高官の話として「ウクライナ政府が関与した」と伝え、ロシアは報復のミサイル攻撃をウクライナ各地に仕掛けている。

 

 

 

・ウクライナ国内では電気、水道、鉄道などの停止が広がり、学校は通信教育になり、ウクライナから欧州への電力供給も停止している。

 

 

 

・ロシア軍が占拠を続けるウクライナの「ザポリージャ原発(欧州最大)」に、相次いでミサイル攻撃が行われたが、ロシア、ウクライナ双方が「相手の仕業だ」と非難合戦を繰り広げている。

 

 

 

・イーロン・マスク氏(世界一の富豪、米実業家)がウクライナ軍に提供している「スターリンク衛星」が、突然不具合になり、大混乱に陥っている。

 

 

 

・ロシアはロシア南部「チェチェン共和国」のラムザン・カディロフ首長に、ロシア軍で3番目に高い「上級大将」の称号を授与し、近々チェチェンからの「援軍」も来るとみられている。

 

 

 

・米軍主導で行う「日米韓合同軍事演習」に対抗して、北朝鮮は「戦術核」の模擬弾頭を装着したミサイル発射や戦闘機の編隊飛行などの軍事演習を行った。

 

 

 

・西側諸国(日本含む)はロシア産石炭の調達自粛や禁輸に動いており、石炭価格は2年前の8倍になっている。

 

 

 

・英国の送電大手ナショナル・グリッドは、冬季電力見通しの中で、13時間の「計画停電」を余儀なくされるとの見方を示した。

 

 

 

・米国はエネルギー不足解消のためにOPEC(石油輸出国機構)に対して「石油の増産」を要請したが、OPECプラス(石油輸出国機構とロシアなど)は「石油の減産」を決定した。

 

 

 

・ロシアとベラルーシが、合同で部隊を編成することに合意した。

 

 

 

・ロシアの核兵器、原子力核魚雷 「ポセイドン」は、終末兵器とも呼ばれる最新型の核兵器であり、海中で爆発すると放射性物質を含む高さ500mもの津波を発生させ、標的となった海岸の大部分は数十年間居住不能になると言われている。

 

 

 

・バイデン米大統領が、世界最終戦争を意味する「アルマゲドン」という言葉を使い、危険が高まっていると訴えた。

 

 

 

 

 

さて、上記のニュース(情報)から判断できるのは、現在は「有事」であり、「迫り来る第三次世界大戦」という表現も、大げさではないだろうということです。

 

 

 

しかし、このような現実は、世界中の多くの人々にとっては「迷惑」でしかありません。

「一体、誰の利益のために、このような現実になっているのか?」と考える必要があると思います。

 

 

 

そのような中、各種報道にもありますが、「最高値続出の米軍需企業の株価」ということで、このような現実を歓迎しているのは米軍需企業だと考えられます。

 

 

 

いずれにせよ、投資家として考えるべきことは、このような現実が、相場にどう影響するかということだと思います。

 

 

 

 

 

【米国債の最も強力な買い手たち、一斉に退却-日本の年金基金・生保も】

 

 

 

 

 

上記は、先週のブルームバーグのニュースですが、これまで「世界で最も安全な投資先」と言われ、「約3450兆円規模」もある米国債市場において、買い手が警戒しはじめているようです。

 

 

 

「米国債の信用」=「米国の信用」ですから、これは「一大事」と言えます。

 

 

 

ところが、このように米国の信用が揺らいでいるにもかかわらず、為替市場においては、ひたすら「ドル高」が続いています。

私は、このような「米国債が警戒されているにもかかわらず、ひたすらドル高が続く」という状況について、単純に「不気味だ」と思います。

 

 

 

大ベストセラーになった『金持ち父さん 貧乏父さん』(筑摩書房)の著者、ロバート・キヨサキ氏は、最近以下のようなことを述べました。

 

 

 

 

 

FRB(連邦準備制度理事会)は米財務省とタッグを組み、ほぼ無制限にドル紙幣を擦りまくっている」

 

 

 

「裏付けのないドル紙幣を後生大事にため込んでいても、間もなく大暴落になってしまい、泣きを見るのは確実だ」

 

 

 

 

 

 

相場においては、「この先、何があってもおかしくない」と警戒しながら、慎重に取り組んでいきましょう。