両方の可能性

 

 

 

先週の相場は「テーパリング」の話題で持ちきりでした。

 

 

 

ちなみに「テーパリング」とは簡単に言いますと、量的緩和(マネーのジャブジャブ、マネーのバラまき)の度合いを徐々に減らしていくことです。

市場では「テーパリングの時期がいつなのか?」が焦点になっていましたが、先週末、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長は、年内に開始し得ると指摘しました。

 

 

 

ところがこれは、市場では「想定内の回答」と受け止められたため、安心感が広がり、またもや米国株は「史上最高値更新」となりました。

 

 

 

一方で、現在世界では新型コロナウイルスの「デルタ株」が猛威を振るっています。

そのため、新型コロナウイルスの感染が確認された人が、世界全体で2億人を超える事態となっています。

当然、世界経済も大打撃です。

 

 

 

したがって、他にも複数理由はあるのですが、現在の株高は「狂っている」と、私は確信しています。

 

 

 

しかし、今後の相場については、以下に述べる「どちらの可能性」も考えなければならないと思っています。

 

 

 

どこまでも「狂った」相場であるため、まだこの流れが継続する

 

 

 

・「おかしいものは、おかしい」ということで、相場は大幅に修正される

 

 

 

 

 

さて、ここで「おかしいものは、おかしい」ということを把握しておくことは、様々なリスク管理上からも重要だと思います。

そういう意味で、以下に個人的に「気になっていること」を挙げてみたいと思います。

 

 

 

 

 

・「医療崩壊」という状況下で、五輪やパラリンピックの開催が強行された

 

 

 

・サッカーの欧州大会では35万人が観戦し、6400人が感染した

 

 

 

・新型コロナウイルスについて、一部のメディアなどでは「生物兵器」であるとする指摘や疑念が提示されている

 

 

 

HIVウイルスの発見でノーベル生理学・医学賞を受賞したフランスのリュック・モンタニエ博士らは「ワクチンを打つから新しい変異種ができる」「ワクチンの集団接種は許しがたい過ちである」と述べている

 

 

 

・元慶應義塾大学医師の近藤誠氏は、「サイトカインストーム(全身の炎症反応)で突然死しても臓器や組織に痕跡が残らないため、ワクチン接種後に死亡しても、ワクチンとの因果関係が見逃されて、ただの突然死と診断されやすい」と述べている

 

 

 

・日本の厚生労働省は、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けたあとに死亡が確認された人は、88日の時点で1002人であり、「接種と因果関係がある」と結論づけられた人はいなかったと公表した

 

 

 

・モデルナ製ワクチンに異物(磁石に反応する金属とみられる異物)混入が見つかり、対象製品をワクチン接種した基礎疾患無しの2人の日本人が、接種後に死亡した

(米国内でも大きなニュースになっている)

 

 

 

・使用見合わせ(約160万回分)以外のモデルナ製ワクチン3本にも異物混入が見つかった

 

 

 

・河野太郎大臣は、モデルナ製ワクチン供給増の方針を示した

 

 

 

・世界各国の政府は、ワクチンパスポートの導入に向けて始動している

 

 

 

・世界各国の政府は、ワクチンによってできた免疫の効果が、時間の経過とともに低下していくということで、3回目接種」に向けて始動している

 

 

 

・「3回目接種」が進むと、ファイザーの全世界での売り上げは6636億ドル(70兆円)に達する見込みとなっている

 

 

 

・ファイザーもモデルナも社長はワクチンを接種せず、社員にも接種を促していない

 

 

 

・アフガニスタンの問題では、まず市民を、最後に軍が撤退するべきところ、軍が最初に撤退し始めたため、1500人の米国市民が取り残されてしまった

 

 

 

・アフガニスタンの首都カブールの国際空港の周辺で自爆テロがあり、90人以上が死亡した

 

 

 

 

 

さて、上記のようなことが、個人的に「気になっていること」ですが、本当に「おかしいものは、おかしい」と感じざるを得ないことが多々あります。

また、どう考えても「世の中には巨悪がいる」と感じます。

 

 

 

そのような中、世の中、たとえ「おかしいものは、おかしい」ということがあったとしても、唯一、相場だけは「まともである」なんてことが、あるはずがありません。

前述のように、米国株はデルタ株が猛威を振るう中での「史上最高値更新」となっていますし、どこまでも「狂った」相場であると考える方が自然でしょう。

 

 

 

しかし、これも前述のように、今後の相場については、どこまでも「狂った」相場であるため、まだこの流れが継続するという可能性と、「おかしいものは、おかしい」ということで、相場は大幅に修正される可能性の両方について考えておく必要があると思います。

 

 

 

すると、このような全体像から導き出される投資戦略は以下の3つに集約されます。

 

 

 

・安くなったら「買う」

・高くなったら「売る」

・万が一を想定し、ポジション量に留意する

 

 

 

「まとも」に考えれば、株は暴落し、為替は円高とドル高に修正され、金(GOLD)や銀(SILVER)は上昇すると私は思います。

しかし、「まとも」とは言い難い「現実」がありますので、上記のような戦略が当面は有効であると思います。

 

 

 

 

引き続き頑張りましょう。