「嘘も百回言えば真実となる」相場

 

 

 

かつて、ナチス・ドイツの宣伝大臣、あるいはヒトラーなど諸説ありますが、とても有名なセリフで「嘘も百回言えば真実となる」という言葉があります。

 

 

 

そして近年の相場が、まさに「嘘も百回言えば真実となる」を体現したような相場だと感じます。

 

 

 

例えば、株が百回上昇すれば「百回分の上昇理由」が主流メディアによって報じられます。

 

 

 

しかしコロナ禍の今、以下のような「現実」があります。

 

 

 

 

 

IMF(国際通貨基金)は、2020年度の世界経済が、世界大恐慌以来で最悪のリセッション(景気後退)になると警告した。

 

 

 

・世界銀行のマルパス総裁が「今回の不況は過去150年間で、二つの世界大戦と世界大恐慌に次ぐ深刻さだ」と表明した。

 

 

 

・日本の内閣府が報告書で「今回の新型コロナウイルスは、世界大恐慌やリーマン・ショックを上回るショックだ」と指摘した。

 

 

 

 

 

上記のように、IMF(国際通貨基金)、世界銀行、日本の内閣府といった「公的機関」は、今回の新型コロナウイルスを「世界大恐慌」と比較し、極めて厳しい認識を示しました。

 

 

 

では例えば株が百回上昇し、「百回分の上昇理由」が主流メディアによって報じられたとき、はたして「百回分の上昇理由」は嘘なのでしょうか?

 

 

 

それとも「公的機関の極めて厳しい認識」の方が嘘なのでしょうか?

 

 

 

私は街を散策し、街の様子をよく見る、あるいは街の人々の声を聞く、そして自らの心の声を聴くことで「真実」が見えてくると思っています。

 

 

 

すると、主流メディアによって報じられる「百回分の上昇理由」は嘘(取って付けた理由)ばかりであり、「公的機関の極めて厳しい認識」の方が真実である、という結論に至ります。

 

 

 

ところで「嘘」といえば、近年は「報道」との接し方にも注意を払わねばなりません。

 

 

 

例えば「百聞は一見に如かず」という諺があります。

 

 

 

過去のコラムでも紹介したことがありますが、お時間に余裕のある方は、以下のURLか、YouTubeで「女性AIアナウンサー」と検索して動画をご覧ください。

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=8DqSzQcjWtE

 

 

 

おそらくこの女性AIアナウンサーを見た方は、「ウソでしょ?」「本当にロボット?」といった感想を抱くと思います。

 

 

 

そして、こちらもお時間に余裕のある方は、以下URLか、YouTubeで「You Won't Believe What Obama Says In This Video!」と検索して動画をご覧ください。

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=cQ54GDm1eL0

 

 

 

上記の動画は、オバマ元大統領の「そっくりさん」でもなければ「本人」でもなく、AI技術を駆使して制作された「本物にしか見えないCG」です。

 

 

 

さらに、こちらもお時間に余裕のある方は、以下URLか、YouTubeで「Deepfake Queen: 2020 Alternative Christmas Message」と検索して動画をご覧ください。

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=IvY-Abd2FfM

 

 

 

こちらも最近話題になっている動画で、エリザベス女王の「本物にしか見えないCG」です。

イギリスの公共テレビ局「チャンネル4テレビ」が紹介していた動画ですが、チャンネル4テレビは「画面に映るモノを、そのまま信用しないように」と警鐘を鳴らしました。

 

 

 

さて私がなぜこのような話をするのかと言いますと、前述のように、相場においては主流メディアによって報じられる「百回分の上昇理由」が嘘(取って付けた理由)ばかりであると感じること、そして米大統領選挙に関する報道など、主流メディアの報道に対して「信頼できない」と感じることが多々あるからです。

 

 

 

もっと突っ込んで考えますと、主流メディア自体が「嘘も百回言えば真実となる」を実践しているように思えることさえあります。

 

 

 

一般的に、大手新聞社やテレビ局などの主流メディアに対する代替的なメディアを「オルタナティブ・メディア」と言いますが、主流メディアとは報道内容が「大きく」違っています。

 

 

 

例えば相場において、「百回分の上昇理由」を嘘(取って付けた理由)ばかりで報じるのが主流メディアであるならば、街の人々の声など、より「真実」に迫ろうというスタンスで報じているのが「オルタナティブ・メディア」です。

 

 

 

そんな複数の「オルタナティブ・メディア」からも丹念に情報を集めますと、米大統領選挙に関しても以下のような「事実」があると思われるのです。

 

 

 

 

 

・中国による選挙介入、つまり外国干渉の不正選挙が行われたと、ラトクリフ国家情報長官が指摘している。

 

 

 

・ピーター・ナバロ大統領補佐官(通商担当)が、不正選挙の具体的内容について報告書を発表した。

 

 

 

・トランプ大統領が「これから何が起こるか見ていてくれ」と発言した。

 

 

 

 

 

報道の通り、主流メディアは「バイデン氏の勝利確定」を報じています。

しかし今後、本当に「スムーズな政権移行」になるかというと、怪しいと感じるわけです。

 

 

 

また先週末、主流メディアが【民主党が、トランプ大統領が核攻撃を仕掛ける危険性もあるので、弾劾手続きを開始する準備がある】と報じましたが、その報道と同じ日に、なぜ米国株が、主要3指数とも史上最高値更新となったのでしょうか?

 

 

 

 

私達投資家は、「主流メディアの報道」よりも「心の声」を意識して取り組むべきだと思います。