肌感覚で相場を判断

 

 

 

「リーマン・ショックのような危機が起きて、世界経済がクラッシュする危険がある」

 

 

 

 

 

これは、海外の金融サイトで報じられた「ソフトバンクグループの孫正義さんの発言」です。

孫正義さんは「リーマン・ショックのような危機」=「最悪期」に備えているようです。

 

 

 

その一方で、世間では「NYダウ最高値更新、ワクチン開発に期待」などと報じられ、楽観的な株高が延々と続いています。

本日も日経平均株価は大幅上昇、その影響が為替市場にも及んでいます。

 

 

 

さて、いったいどちらの「見方」が正解になるのでしょうか?

 

 

 

孫正義さんの「危機感」が正解なのか、世間の株高に対する「楽観視」が正解なのか・・・ですが、私は間違いなく「危機感」が正解になると思います。

 

 

 

そもそもシンプルに考えますと、以下のどちらの世界の方が「健全」でしょうか?

 

 

 

 

 

・新型コロナウイルスが流行する以前の世界

 

 

 

・新型コロナウイルスが流行した今の世界(感染者5890万人、死者139万人)

 

 

 

 

 

もはや比較するまでもないですが、たとえ「ワクチン開発に期待」であったとしても、道理として、現状の「株の最高値更新」は「おかしい」と言えます。

 

 

 

一方で、直近の株価が過去最高値を更新した「きっかけ」とされたのは、米製薬大手ファイザーのワクチン治験で「有効率が90%を超えた」ということでした。

 

 

 

しかし私は、この報道自体が「悪質である」とさえ思っています。

 

 

 

なぜなら、ファイザーのアルバート・ブーラCEO「有効率が90%を超えた」と発表したと同時に、自らが所有する自社株の62%を売却し、100億円近い利益を手にしたからです。

 

 

 

「本当にワクチンが画期的であるならば、CEOは株を売る必要があったのか?」ということなのです。

 

 

 

実際のところ、ワクチンについては以下のような問題点が指摘されています。

 

 

 

 

 

・マイナス70度以下で保管・流通しなければならず、大都市の病院でさえ、そのような超低温での保管施設を持っているところがないことから、現実的な解決策にはならない。

 

 

 

170人の感染者の内、ファイザーのワクチンを接種していたのは8人に過ぎなかったにもかかわらず、「有効率が90%を超えた」と発表された。

 

 

 

・ファイザー元副社長のイエードン博士が、利益最優先のファイザーの対応について「危険極まりない」と批判した。

 

 

 

 

 

要するに、上記のような問題点があるにもかかわらず、「有効率が90%を超えた=株が最高値を更新した」と報じられたのです。

 

 

 

そしてファイザーに続き、米バイオ医薬品大手のモデルナも「有効率94.5%」と発表しましたが、やはりその「本質」は似たり寄ったりだと私は思っています。

実際のところ、大阪大学の宮坂名誉教授(免疫学)も「安全性が証明できる段階にない」と警鐘を鳴らしているからです。

 

 

 

さて昨今は特に、報道機関が「報道機関としての体をなしていない」と感じることが多くなっていますが、私達投資家は何を「指針」としたらよいのでしょうか?

 

 

 

私は「肌感覚」だと思います。

自らの「肌感覚」で、報道の真偽について考える姿勢が大事だと思います。

 

 

 

おそらく、孫正義さんも自らの「肌感覚」があり、その上で「リーマン・ショックのような危機が起きて、世界経済がクラッシュする危険がある」と発言したのではないかと思います。

 

 

 

そして「肌感覚」に次いで私が大事だと思うのが、先週のコラムでもお伝えしたように、「色々な情報源を探し、色々な見方を知ることで、本当は何が起きているのかを知ることができる」ということになると思います。

 

 

 

このような観点で「報道」と向き合いますと、米大統領選挙についても、無視することができないような「情報」が複数あります。

それは以下の「情報」です。

 

 

 

 

 

・全米50州のうち、少なくとも29州で不正選挙の証拠が挙げられている。

 

 

 

・欧州に駐留している米軍が、不正選挙の証拠として、ドイツにあるCIA(米中央情報局)のコンピュータを接収した。

 

 

 

・フィラデルフィアのマフィアのボスが「110ドルでバイデン票の偽造を請け負った。3日で300万ドル儲けた」と発言した。

 

 

 

 

 

さて本日、「政権移行を正式開始」という報道が相次ぎました。

しかし、これは正確には「憲法に従って次期大統領が決定するまでの手続きを進める」ということであり、トランプ氏は依然として敗北を認めていません。

 

 

 

今後、米大統領選挙絡みで、何か「とんでもないこと(事件)」が起きるのではないでしょうか?

 

 

 

「リーマン・ショックのような危機が起きて、世界経済がクラッシュする危険がある」と発言した、孫正義さんの「見方」が正解になると思います。

 

 

 

 

私達は、様々な「報道」に惑わされることなく、慎重さを持って取り組んでいきましょう。