第2波と相場

 

 

 

「欧州で新型コロナ第2波」との報道が増えてきています。

 

 

 

ちなみに世界全体でみますと、928日時点で新型コロナウイルスによる感染者は32967841人、死亡者は996084人となっています。

 

 

 

そして、欧州での最近の新型コロナウイルス関連の報道には以下のようなものがあります。

 

 

 

 

 

・欧州で感染再拡大、英仏など規制再強化

 

 

 

・欧州でコロナ感染第2波、仏やスペインで制限再導入 英も検討

 

 

 

・新型コロナ 欧州で感染拡大傾向 政府や自治体 対応に追われる

 

 

 

・フランスで新型コロナ感染拡大、新規で1万6096人と過去最多

 

 

 

・フランスの感染者急増で、マルセイユの病院がほぼ満床に

 

 

 

・欧州、コロナ再び拡大 スペインは首都の一部を封鎖

 

 

 

・スペイン首都で移動制限 コロナ再流行で一部地区

 

 

 

・新型コロナ感染、一部地域で「制御不能」に スペイン

 

 

 

・英国で新型コロナ感染者数、来月中旬に1日5万人の可能性と警告

 

 

 

・英首相ジョンソン「コロナ感染第2波は不可避、新たな措置実施も」

 

 

 

・英国、コロナ巡る転換点に 全面ロックダウン再導入も=保健相

 

 

 

・イギリスの感染増加を「深く憂慮」 イングランド保健高官が警告

 

 

 

 

 

さて上記の報道を見ますと、欧州、そしてイギリスで「第2波」が深刻な事態をもたらしていることが分かります。

 

 

 

一方で、アメリカでも事態は深刻になっています。

 

 

 

 

 

・米国コロナ死者、20万人超える 世界の約20%で最多

 

 

 

・新型コロナ、米で再び感染増加の兆し 中西部など

 

 

 

・米オートバイ集会で26万人が集団感染か

 

 

 

・米国の新型コロナ感染者700万人突破、中西部で急増

 

 

 

 

 

さらに、新型コロナウイルス関連以外にも以下のような報道まであります。

 

 

 

 

 

・NY市など3市を「無政府主義者の管轄下」区域認定…米司法省

 

 

 

 

 

報道によると、ニューヨーク、ポートランド、シアトルの3つの大都市について、人種差別抗議デモに絡む騒乱や治安悪化が目立っており、しかも警察が次第に対処しなくなっていることから、大変驚くべきことなのですが、今やこれら3つの大都市は連邦政府が指定する「無政府地域」になっているとのことです。

 

 

 

アメリカが、かなり深刻な事態になっていることが分かります。

 

 

 

一方で日本においても、新型コロナウイルスによって大きな打撃を受けているのは間違いありませんが、それでも世界では「日本の奇跡」と言われ、世界各国は日本の新型コロナウイルスの感染者数や重症者数、死者数の少なさに困惑し、その要因である「ファクターX」を探していると報じられています。

 

 

 

このような全体像を踏まえますと、昨今は欧州のユーロ、イギリスのポンド、アメリカのドルよりも、日本の円が買われやすい環境にあると私は思います。

 

 

 

なぜならば、為替は2国間(2通貨間)の相対的な関係によって変動するものだからです。

 

 

 

ところが、特にトランプ大統領が誕生して以降というのは、このようなニュース全般を「無視」し、株式市場や為替市場、またあらゆる市場において、おかしいとしか思えないような展開が非常に多くなっています。

 

 

 

実際に、先週末も上記のような状況下にあるにもかかわらず【NY株、3指数とも揃って大幅高】となっており、ダウは358ドル高で終えています。

 

 

 

世界3大投資家の一人であるジョージ・ソロス氏は「市場は常に間違っている」と言いますが、まさにそう思われる展開が非常に多くなっているわけです。

 

 

 

しかし、物事には「道理」というものがあります。

 

 

 

「道理」がある以上、おかしな展開がいつまでも続くわけがないと考えますと、やはり為替でしたら、有事の円、次に有事のドル、そして有事の金や有事の銀を想定して取り組むことが、今後の正解に繋がると思います。

 

 

 

 

引き続き頑張っていきましょう。