時価総額

 

 

 

・東証一部上場企業     2172

 

 

 

・東証二部上場企業      480

 

 

 

・マザーズ・JASDAQ等   1065

 

 

 

・上場企業数合計      3717

 

 

 

・日本の証券市場の時価総額 6249870億円

 

 

 

 

 

上記は日本の証券市場について整理したものです。

 

 

 

このことを踏まえた上で、先日、以下のような驚愕のニュースが報じられました。

 

 

 

 

 

IT大手4社を合わせた時価総額、日本の証券市場を上回る】

 

 

 

 

 

報道によると、米IT大手アマゾンの時価総額は1701300億円、マイクロソフトは1712000億円、グーグルは1144900億円、アップルは1829700億円とのことで、これら4社を合わせた時価総額は、なんと6387900億円にも達しているとのことです。

 

 

 

つまり、米IT大手4社を合わせた時価総額が日本の証券市場全体を上回っているということなのです。

 

 

 

ちなみに米IT大手4社は、たしかに巨大企業です。

しかしわずか4社で、日本の上場企業3717社の時価総額合計を上回るというのは、いくらなんでも狂っていると言えるのではないでしょうか?

 

 

 

また「狂っている」といえば、米電気自動車メーカーのテスラ(年間販売台数約36万)の株式時価総額が、トヨタ(年間販売台数約1000万)の株式時価総額を超えている、ということも挙げられると思います。

 

 

 

つまり、このような狂った状況が現実に起こっており、コロナ禍を無視するような形で、再び米株価は史上最高値に接近してきているのです。

 

 

 

そしてこのような狂った米国株式市場が主導する形で、為替市場も円安に推移するなど、不可解な値動きを繰り返しています。

 

 

 

実際、多くのプロ投資家達も「何とも説明がつかない、整合性の取れない相場展開」だと語っています。

 

 

 

一方で、ここにきて「説明がつき、整合性の取れた相場展開」になってきているのが、金・銀相場です。

 

 

 

つまり、現在上昇してきているということです。

 

 

 

金・銀相場が上昇してきている理由は、一言で言うと「あまりにも世の中がおかしくなってきているから」であり、報道でも「有事の安全資産」と意識されて買われている、と報じられています。

 

 

 

さて、「あまりにも世の中がおかしくなってきている」ということについて、それらを挙げればキリがないほどたくさんありますが、現状、以下については再度把握しておいた方がいいと思います。

 

 

 

 

 

・現在がコロナ禍にある。

 

 

 

・コロナ第2波到来と報じられている。

 

 

 

・中国各地で洪水被害が相次いでおり、被災者が4552万人を超えた。

 

 

 

・アメリカ各地で過激な抗議デモが起こっており、治安の本格的な悪化も報じられる中、銃の売り切れが続出している。

 

 

 

・アメリカと中国の対立激化に加えて、カナダ・オーストラリア・イギリスと中国の対立も激化してきている。

 

 

 

・世界全体のGDP(総生産)が来年までに約1300兆円失われると、IMF(国際通貨基金)が試算した。

 

 

 

IMF(国際通貨基金)が、中小企業の破綻率が今年3倍に上昇する可能性があると警告した。

 

 

 

 

 

上記のことを踏まえれば、少なくとも、米株価が史上最高値に接近し、各国の株価も上昇するような状況でないことは明白です。

 

 

 

なによりも、最近の報道でも【企業内部関係者が株式売却、ブラックロックCEOも-天井接近示唆か】とあり、今の株価が「上がり過ぎ」であることが明白なのです。

ちなみに、ブラックロックは世界最大の資産運用会社になります。

 

 

 

日本でも、先日【生活苦融資 リーマン・ショック時の80倍】という衝撃のニュースがありました。

 

 

 

どう考えても、株が上がるような状況ではないのです。

 

 

 

私達投資家は、来たる株の暴落に備え、円高・ドル高、金高・銀高を想定しておくべきだと思います。

 

 

 

 

引き続き頑張りましょう。