現在、為替市場のボラティリティー(価格変動の度合い)が、ここ3年間で最も低下しています。

 

しかし、「嵐の前の静けさ」という諺もあるように、油断は禁物です。

 

 

 

さて、相場には一見関係なさそうなのですが、最近「霊」について耳にする機会が増えています。

 

そこで、今回は「霊」と「相場」といった、ちょっと変わった切り口で考えてみたいと思います。

 

 

 

私個人としては、幼い頃、高校生の頃と、「霊」を2回見た事があります。

 

しかし、以前のコラムでもお伝えしたように、以前の私は「科学的でないものは一切信じない」という考え方をしていましたので、これまで「霊を見た事は、気のせいだったに違いない」と自身に言い聞かせていました。

 

ところが、今となっては「もしかしたら本物だったのかもしれないな」と思い直しています。

 

 

 

その理由は、最近聞いたいくつもの話によります。

 

 

 

例えば、「総理大臣公邸」で、ウィキペディアにも記載されていますが、過去幾度となく「幽霊騒ぎ」が起こっているとの事です。

 

森元首相が幽霊に遭遇した、鳩山元首相の夫人が幽霊を見た、野田元首相もそのことを把握している等と書かれています。

 

そして、羽田元首相の夫人がお祓いを依頼した、小泉元首相は「俺はそんなの全く信じない」と言いつつも、神職を呼んでお祓いをしてもらった等と書かれています。

 

安倍首相に至っては、「幽霊が出るから嫌」と言って、入居を拒んでいるそうです。

 

 

 

他に聞いた話では、日蓮宗のお坊さんの中には、山梨県の身延山(みのぶさん)等で「霊と戦う100日修行」を行うお坊さん達がいる、しかし、霊と戦って死んでしまうお坊さんもいる、といった話もあるようです。

 

 

 

また、すでに亡くなっていますが、京都の伏見稲荷大社の講務本庁支部長だった砂澤たまゑ氏は、予言や霊視、念力等の能力が突出しており有名だったといいます。

 

 

 

さらに、事故物件の情報提供サイトとして有名な「大島てる」の管理人大島てる氏によると、全国には「3件事件があって4人死んだ物件」「火事で死者が出て全焼したので建て替えたら、今度は殺人事件が起こった物件」「同じ部屋で複数回自殺があった物件」といったように、不気味な物件もあるようです。

 

 

 

このような話を聞くにつれ、「霊を完全否定するのもどうなのだろうか」と思います。

 

 

 

では、「霊とはいったい何なのか」と考えた時に、私は「念」ではないかと思います。

 

ツカサのウィークリーマンションで、かつては名物社長として有名だった川又三智彦氏は、「YouTubeで、雲を消す、と検索してみなさい」と言います。

 

検索してみると、たしかに数多くの「雲を消す」動画がヒットします。

 

私も、気が向いた際に「雲を消す」にトライしてみた事がありますが、これまでに何度も成功しています。

 

つまり、「人の念にはパワーがある」という事ではないかと思います。

 

そして、もし、そうだとするならば、なるべく良い事を念じるべきだと思いますし、悪い事は念じないようにする心掛けが大事だと思われます。

 

 

 

しかし、相場の世界では、残念ながら「投資家の自殺」という話が実にたくさんあります。

 

著名投資家が自殺した話もありますし、私の直接の知り合いではないですが、知り合いの知り合いまで範囲を広げますと、投資家の自殺話は何回も聞いたことがあります。

 

投資で失敗し、「必死で貯めた大金を失った」「妻や子供に合わせる顔がない」といった無念を抱え、死んでいったという話がいくつもあります。

 

 

 

さて、このように「霊」について考えますと、マーケットには様々な「念」が宿っているのではないかという気がします。

 

その「念」は、生きている人のものもあれば、死んだ人のものもあるだろうと思います。

 

「儲けたい」といった念や「悔しい」といった念など、実に様々な念があるだろうと思います。

 

 

 

冒頭で「嵐の前の静けさ」と言いましたが、例えばリーマンショックの際には、ドル円は106円台から90円台へと、約16円も円高に動きました。

 

ユーロ円に至っては、155円台から113円台へと、約42円も円高に動きました。

 

もちろん、リーマンショックという「きっかけ」があったからこそという事ですが、そこで「人々の念が暴発した」という捉え方もできると思います。

 

 

 

したがって、私達投資家としては、あくまで謙虚に相場に臨むべきだと思います。

 

今は、ボラティリティーが非常に低いですが、決して油断をしないように、マーケットの「念」に巻き込まれないように意識して、気を引き締める事が大事ではないかと思います。

 

 

 

最後に、国内の加計学園問題では、安倍首相と中曽根元首相の対立構図があるようです。

 

前川喜平前文科事務次官は、中曽根元首相の長男(弘文氏)の義理の兄になります。

 

つまり、前川氏の妹が弘文氏の妻であるという事です。

 

加計学園問題も、波乱要因になるかもしれませんので、注意して臨むべきかと思います。