先週、「元内閣総理大臣 小泉純一郎 特別講演会」というものが大阪で行われました。
私が親しくしている方達がこれに参加し、感想を聞かせてくれました。
「政財界の錚々たるメンバーが集まっていた」
「小泉さんは、とにかく話が上手い!」という事でした。
しかし、私が面白いなと思ったのは以下の話です。
・パーティーでは、『ある男性』の周りに人が集まっていた。
・錚々たるメンバー達が、みんな『先生、先生』と言っていた。
・ソフトバンクの孫正義氏、HISの澤田秀雄氏ら名だたる経営者達が『先生』の事を師匠と崇めているようだ
気になる方は、一度調べてみてください。
他にも小泉さんから聞いたという「面白い話」も色々あるのですが、ここでは控えさせていただきます。
しかし、こういった話を聞きながら、私として言える事としましては「何事も既存のメディアだけで判断してはならない」「メディアによっても、ずいぶんと報道の中身に違いがある」という事です。
相場をやるにあたっても、ぜひ「教訓」としたいものです。
さて、先週はFX会社各社から、北朝鮮情勢を巡っての以下のような注意喚起が出されました。
【北朝鮮情勢の悪化に伴うマーケットの急変にご注意ください】
各種報道にもありますとおり、9月9日(土)には北朝鮮の建国記念日が控えており、週末にかけて北朝鮮を巡り更なる地政学的リスクが高まることが懸念されております。
状況によっては本日(7日)から明日にかけてマーケットが急変する可能性が指摘されており、加えて週明けの9月11日(月)のオープンレートが8日(金)営業終了時点(9日5:50)のレートと大きく乖離(窓開け)し、また取引開始後もマーケットのボラティリティが上昇する可能性があります。
結局のところ、週末にミサイル発射がなかったという事で、本日のドル円は買い戻しが先行していますが、16年前の今日に米国同時多発テロが起こった事や、北朝鮮を巡る国連での制裁決議があるという事で「まだ警戒感は残る」と指摘されています。
さらに、ハリケーン「ハービー」の米実体経済への影響がすでに表れており、「イルマ」の影響への警戒からもドル円の上値は重いだろうとみられています。
一方で、さほど値幅は大きくないものの、先週はドル円が短時間(1~2時間)に「急落」「急騰」となって元の値段に戻るという値動きが何度もありました。
プロの間でも「不自然な値動き」「何だかよく分からない値動き」と言われていました。
大口注文が入ったというような情報もなかったからです。
おそらく、AIによるものだろうと指摘されています。
現在こういう状況ですので、「買うに買えないし、売るに売れないよ」といった声が多く聞かれます。
そんな中、これまでは「陰謀論」と片付けて取り合わない人も多くいましたが、ここにきてメディアが北朝鮮のEMP(電磁パルス)攻撃について報道をするようになりました。
EMP(電磁パルス)攻撃は、広範囲での電力インフラストラクチャーや通信、情報機器の機能停止を狙った攻撃で、もしも攻撃を受けた場合、放送・通信は長期に亘り機能を失い、工場での生産、交通・運輸・流通システム、送電、金融も大半が機能を失い、すぐには回復できないと言われています。
また最近、アメリカ海軍の最新鋭の「イージス艦」事故が相次いでいますが、レーダーによる自動運行中に事故が発生していることから、外部からの電磁波攻撃ではないかという疑いが浮上してきています。
もし、これが真実であるならば、今後はドローンや無人自動車が凶器に変わることもあり得るわけです。
「何だか世の中がおかしくなってきているな」
私はこのように思います。
米国では、大統領選をきっかけに爆発的に拡散した「フェイクニュース」が社会を揺らしている、フェイクニュースを信じた男が発砲する事件まで起こした、と報道されています。
一方、ドル円相場と関係が深い日経平均については、最近は方々で「八百長相場だ」と言われています。
為替にも影響する話ですので、無視できない事です。
私は、まさに「世の中のおかしさ」が「相場のおかしさ」にリンクしているようだと思います。
しかし、どれだけおかしくても、世の中は常に動きます。
ここで、冒頭の話に立ち返りますが、私達投資家としましては「何事も既存のメディアだけで判断してはならない」「メディアによっても、ずいぶんと報道の中身に違いがある」という事を胸に刻みながら、そんな世の中にうまく付き合っていくしかないのだろうなと思います。
相場においても、改めて「負けない=勝つ」の精神が大事だと思います。