史上初

 

気象観測では「史上初」が相次いでいます。

 

例えば京都では「観測史上初1週間連続の38度超え」、福岡・山口でも「観測史上1位の高温」、大阪では「史上初の震度6弱」、西日本豪雨では「観測史上最大の雨量」・・・と続いています。

 

京都・祇園祭の「花傘巡行」では猛暑で異例の中止となりました。

 

また全国各地でも猛暑で「見る人も、やる人も危険」という事で、行事やイベントの中止が相次いでいるようです。

 

このような異常気象は日本に限らず世界中でも同様で、地球がだんだんとおかしくなってきているのではないでしょうか。

 

 

 

同時に相場の世界もおかしくなってきています。

 

不正操作、AI(人工知能)、トランプ(大統領)・・・・・

 

 

 

相場には「石が浮かんで、木の葉が沈む」という格言があり、不可解な値動き自体は昔からありました。

 

しかし上記のような事が原因だと思いますが、その「不可解さ」の程度・頻度は年々増すばかりです。

 

 

 

例えば金・銀では、米中貿易摩擦などで需要が急増しているにも関わらず下落を続け、なんとも不可解な相場になっていますし、他の相場も同様で、色々と不可解です。

 

 

 

都内の某所では、金融業界の錚々たるメンバーが集まってシークレットな勉強会が毎週木曜日に行われているのですが、先週の議題は「不正操作について」だったそうです。

 

 

 

要するに「不正操作」の疑惑があるという事です。

 

そういうわけで、ずいぶんと厄介な相場になっているわけですが、これから先、どのような「考え」で臨めばいいのかを考えてみたいと思います。

 

 

 

 

 

まず「冗談」ではなく、周囲のプロ達(この道数十年)が最近の相場に関しては以下のように表現しています。

 

 

 

・「この道数十年。相場に心血を注いできたが、ここまで相場が玩具(おもちゃ)にされては、死んでも死にきれない」

 

 

 

・「9階から飛び降りたら13階に上がった、というくらい滅茶苦茶な相場」

 

 

 

・「ダイヤモンドとティッシュペーパーの価格が逆転したような相場」

 

 

 

・「東京から大阪に行くのだったら、まず台湾とブラジルに行ってから大阪に行こう、というくらい意味の分からない相場」

 

 

 

 

 

私も同感ですが、インターネットで「不正操作」と検索してみますと、山のように記事が出てきます。

 

例えば以下のような記事です。

 

 

 

・ゴールドマンに罰金120億円 米当局、外為の不正取引で

 

 

 

Twitterを使って株価を不正操作する情報戦が行われていた

 

 

 

・バークレイズ「金価格操作」の真相

 

 

 

JPモルガンとHSBC、米投資家が銀先物の相場操縦で提訴

 

 

 

・ビットコイン相場長引く低迷 操作疑惑、規制強化論・・・

 

 

 

・監視委が三菱モルガン証に2億円の課徴金勧告―国債相場を不正操作

 

 

 

MUFJ(三菱UFJフィナンシャル・グループ)、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)不正操作巡る米訴訟で3000万ドル支払いへ

 

 

 

・「恐怖指数」不正操作か 株価に影響、米報道

 

 

 

 

 

上記の記事の通り、ありとあらゆる相場で「不正操作」が行われています。

 

三菱UFJモルガン・スタンレー証券による国債相場の不正操作については、714日の読売新聞でもかなり大きく取り上げられていました。

 

それでも、このように報道される「不正操作」は氷山の一角だと思います。

 

実際は報道されているよりも多くの「不正操作」があるでしょうし、監督当局との「イタチごっこ」が続いていると思われます。

 

 

 

前述の「勉強会」でも、「不正操作をしている連中は証拠を消す」「見つかった場合は、トカゲの尻尾切りで対処する」「罰金を払う方が得と思っているのではないか」「監督当局とのイタチごっこが続いている」・・・といった話が出たそうです。

 

 

 

要するに最近の相場は不正操作がある中で、国語力の無いAIがひたすら売買を繰り返し、トランプが突如「つぶやく」・・・といった感じで、無法地帯のようになってきているのです。

 

 

 

しかしそれでも、このような環境下でも利益を上げていこうと思えば、ある種の「真理」や「考え方」で対抗するしかないと思います。

 

 

 

その「真理」や「考え方」は以下のようになります。

 

 

 

・負けなければ勝つのが相場だから、利益確定できるまで待ってから利益確定する

 

 

 

・「不正操作、AI、トランプ」が私達の売買にとって常に「逆風」になるとは限らず、いつかは「順風」になる事もあると考え、利益確定できるまで待ってから利益確定する

 

 

 

 

 

厄介な相場になっているのは間違いありませんが、それでも相場の良い面は、うまく流れに乗れた際には面白いほど利益が増えていくところです。

 

 

 

上記のように「利益確定できるまで待ってから利益確定する」というスタンスで臨む事、つまり「時間を味方に付ける」「忍耐を味方に付ける」というスタンスで臨む事が大事だと思います。

 

今後も頑張っていきましょう。