冷静に対処

 

・今週のドル円が上昇相場の場合

 

10950銭~11490

 

 

 

・今週のドル円が下落相場の場合

 

10790銭~11160

 

 

 

上記は、ドル円において私が独自に分析しているもので、過去の値動きを参考に導いたものです。

 

「上昇相場の場合は、この範囲内で動く」「下落相場の場合は、この範囲内で動く」といった分析です。

 

ちなみに、今週は「やや下落の可能性の方が高い」となっています。

 

 

 

ほとんど値段が動かない、大きく値段が動く、相場には様々な展開があるわけですが、いずれにしても極めて高い可能性で、今週は10790銭から11490銭の範囲内で値段が推移するだろうという事です。

 

 

 

さて、今度は「金」について見てみます。

 

 

 

・今週の「金」が上昇相場の場合

 

1225ドル~1355ドル

 

 

 

・今週の「金」が下落相場の場合

 

1215ドル~1305ドル

 

 

 

ドル円と同様に、上記も「金」において私が独自に分析しているもので、過去の値動きを参考に導いたものです。

 

ちなみに、今週は「やや上昇の可能性の方が高い」となっています。

 

 

 

いずれにしても極めて高い可能性で、今週は1215ドルから1355ドルの範囲内で値段が推移するだろうという事です。

 

 

 

さて、ここでドル円が「やや下落の可能性の方が高い」、金が「やや上昇の可能性の方が高い」という事がどういう事なのかを考えてみたいと思います。

 

ドル円が下落し、金が上昇するという事は、円と金が買われるという事であり、リスク回避の傾向にあるというという事になります。

 

 

 

先日は、シリアや北朝鮮をめぐる地政学リスクに対しての注意喚起がFX会社から出ましたが、今回はフランス大統領選挙投開票に対しての注意喚起が出ています。

 

 

 

フランス大統領選挙においては、ルペン氏がトランプ大統領とよく似たタイプであることが知られています。

 

23日に実施されたフランス大統領選第1回投票では、ルペン氏とマクロン氏が決選投票に進むこととなりました。

 

しかし、フランス有権者の多くが、メディアはルペン氏に不利な報道をしていると考えており、アメリカ大統領選挙の時と同様、来月7日の決選投票最後まで、結果がどうなるか分かりません。

 

 

 

さらに今週要注意なのが、北朝鮮が425日に核実験、もしくはミサイル発射をするかもしれない事、トランプ大統領が「税制改革を426日に公表する」としている事、427日に日銀金融政策決定会合、ECB定例理事会がある事、428日までにアメリカ政府の暫定予算が連邦議会を通過できない場合、29日からアメリカ政府の一部が閉鎖される事などが挙げられます。

 

 

 

はたして、どういう展開になるのでしょうか?

 

 

 

可能性としては、リスク回避が強まり円と金が上昇しそうだという分析結果なのですが、「絶対」ではありません。

 

あくまで「可能性」の話になります。

 

 

 

しかし、ここで立ち止まって考えていただきたいのですが、冒頭での分析のように、値動きには「常識的な範囲」があります。

 

ごく稀に「常識的な範囲」を逸脱する事がありますが、それでも極端な話、明日いきなり1ドル=1円になったりはしないのです。

 

 

 

したがって、先週のコラムでも述べたように、「負けなければ勝つ」「値段は動く」という事で、「買い」でも「売り」でも、常に冷静に利益を狙い続けるスタンスを継続すべきなのです。

 

 

 

どんな時も、焦ったら「負け」です。

 

荒れ相場でも、冷静に対処していきましょう。