今年も残すところあとわずかとなりました。
「今年を振り返って」にあたって、皆さんにお伝えしたい話があります。
相場格言に「Buy and forget(買ったら忘れろ)」というものがありますが、「買ったら忘れるくらいのスタンスで取り組む事が一番儲かる」といった意味になります。
この度、意外な形でこの格言を実感する事となりましたので、その事をお伝えしたいと思います。
きっかけは友人との相場談義でした。
自分でもすっかり忘れていた「記憶」がよみがえってきたのです。
それは「ビットコイン」でした。
私は昔から相場に関する情報収集は余念なくやっていますが、今から3年前にはビットコインに関しても一通りの情報収集をし、さらにその情報メモをパソコン上に保管していました。
しかし、その後は情報メモの存在自体をすっかり忘れていました。
ところが、友人との相場談義によって、この情報メモについて思い出したのです。
さらに、ビットコインを買っていたことも思い出したのです。
当時、私のビットコインに対する印象は「宝くじのようなものだな」といったものでした。
「大きく上昇し化けるかもしれない。しかし怪しい感じもするし、やるなら宝くじを買うくらいの感覚でやった方がいい」と判断していました。
ですので、金額的には微々たるものなのですが、宝くじ感覚で3年前にビットコインを買っていたのです。
そして、その後は買ったことさえ忘れていたのですが、この度すっかり忘れていた記憶がよみがえったため、3年ぶりにチェックをしましたら、価格がなんと購入時の40倍超となっていたのです。
「40倍超」というのは凄い事です。
仮に、株でもFXでも短期売買を繰り返して、仮に運良く上手くいったとしましても、まず3年で40倍超にはならないものだからです。
まさに「Buy and forget(買ったら忘れろ)」を体現した形です。
この事から以下のような事が言えます。
・宝くじ感覚だったからこそ、忘れる事ができた
・大きな金額で運用している場合、忘れる事はできなくても「Buy and forget(買ったら忘れろ)」の格言を念頭に置き、ドンと構えて取り組んだ方がいい
ちなみに、友人との相場談義ではビットコイン以外については以下のような話をしていました。
・今年は本当に「おかしな値動き」だった。値動き自体も少なかったが、いざ動いた時も「おかしな値動き」ばかりだった
・「インチキが行われている」「水面下でとんでもない何かが進行している」「近々戦争が起こる」といった背景でもない限り、今年の「おかしな値動き」の説明がつかない
・「近々戦争が起こる」については、「今はすでに第三次世界大戦中である」と指摘している専門家達がいる。ただし、第三次世界大戦は「サイバー空間」で起こっている
・「第三次世界大戦がサイバー空間で起こっている」については、北朝鮮が失敗したミサイル発射のいくつかはアメリカ軍による制御システムのハッキングと言われ、アメリカのイージス艦の度重なる接触事故についても米軍GPSシステムがハッキングされたからだと言われている
・日本の自衛隊も「サイバー防衛隊」を設立して、対応に当たっている
・サイバー戦争においてもAI(人工知能)が鍵となっている
さて、「今年を振り返って」という事であれば、「相場はかつてないほどおかしな値動きだった」というのが正直な感想ですが、結論としましては、今後は以下の事を胸に刻んで対応すべきだと思います。
・「Buy and forget(買ったら忘れろ)」を念頭に置き、ドンと構えて取り組む
・「負けなければ勝つ」という相場真理を忘れない
・情報に対して常に貪欲であり続ける
今年は「おかしな値動き」であると同時に、ボラティリティー(価格変動率)の低さも特徴的でしたが、過去において閑散相場が2年と続いた事はありません。
来年は動くと考えた方がいいでしょう。